トレポンサードパーティー製レシーバーでは初!
PTW INFINITY 対応のレシーバーキットがHAOから登場!
2021年、トレポンユーザーが最も注目したニュースは新たなトレポンギアボックス「 PTW INFINITY 」の登場だろう。ただでさえ早いトレポンのレスポンスをプリコック機構により更に高めたほか、モーターがギアボックス内に納まることにより実物グリップが取り付け可能になるなど、ゲームユース主体のユーザーにもリアル志向のユーザーにも響く新たな1ジャンルを作り上げた。
そんなPTW INFINITY の目下の悩みは、レシーバーを従来ギアボックスと共通パーツとして使用することだろう。従来ギアボックスからPTW INFINITY への組み替えにはレシーバーの加工が必須であり、また実物グリップの装着についてはユーザーレベルで加工するには難儀するレベルのツール、技術が必要である。
そんな状況のなか、サードパーティー製トレポンパーツの製造においては1、2を争う精度の高さを持つHAO INDUSTRIESがPTW INFINITY 対応のレシーバーをリリースした。
HAO PTW INFINITY 対応レシーバーの概要
HAOから登場したPTW INFINITY 対応レシーバーは正確に言えば INFINITY 専用ではなく、従来ギアボックスにも INFINITY にも兼用で使えるレシーバーだ。既存レシーバーの設計を見直し一部加工された製品が、HAO製レシーバーの今後のスタンダードとなる。
直近でPTW INFINITY 対応となったレシーバーは以下の3モデル。
●BATTLE ARMS BAD556
●REBEL ARMS RBR-15
●Colt M4
システマ純正レシーバーの場合、PTW INFINITY の組み込みにはロアレシーバー内側の加工が必須であり、 INFINITY ギアボックスに幅に合わせた全体的な研磨や配線の逃がし部の切削、実物グリップを装着する場合はモーター固定部の切削が必要だが、HAO製レシーバーはそれらの加工を施した状態で販売される。
PTW INFINITY 対応を謳っているものの、もちろん従来ギアボックスでも問題なく組み込みは可能なので安心して頂きたい。
また、実物グリップの固定にはアダプターパーツが必要となるが、それがキットに付属しているのも嬉しいポイント。ただし(そのようなユーザーはあまりいないと思うが)HAO製 INFINITY 対応レシーバーにPTW INFINITY を組み込み、従来のトレポン用グリップを装着する場合には別途システマのダミーモーターが必要となる。
レシーバー以外の対応パーツも登場
HAOのPTW INFINITY 対応レシーバーの登場に合わせ、レシーバーキット以外のパーツについても INFINITY 専用パーツがいくつかリリースされている。
内部パーツではレシーバーキットにも付属する、実物グリップ装着用のリアルサイズスペック・ピストルグリップ・アダプター。もう1つはアンビセレクターには欠かせないセレクター連結ギアだ。
PTW INFINITY では既存の問題としてセレクターの調整が非常に難しいという点が挙げられる。マニュアル通りに組み込んだだけではセレクターの動きが非常に固く、アンビセレクターに至っては機能しない場合が多い。
HAOでは強度や設計を見直し、アンビ側のセレクター操作でもきっちりとトルクが伝わるセレクター連結ギアとして仕上がっているほか、セレクターの重さやクリック感に繋がるセレクターラックプランジャースプリングもばね剛性を見直したものが付属する。
外装パーツではBAD(BATTLE ARMS)スタイルの新型セレクターが登場。BAD-ASS PROをトレースしたセレクターとなるがこちらは従来ギアボックス用とPTW INFINITY 用がそれぞれリリースされた。
PTW INFINITY では固定方法の関係上セレクターにボルトの頭が見えてしまうが、BAD-ASS PROセレクターは元々ボルトを使用しているためPTW INFINITY にマッチするデザインと言え、違和感なく取り付けが可能だ。
現時点でHAOのPTW INFINITY 対応レシーバーは3機種となっているが、今後HAOから販売されるレシーバーは基本兼用レシーバーとなるようだ。HAOのトレポンレシーバーをベースとして持っていれば、従来ギアボックスでもPTW INFINITY でも自由に組み替えが可能で、トレポン運用の幅が広がることは間違いない。
新たなトレポンカテゴリーにも素早く的確な回答を用意してきたHAO INDUSTRIESから、今後も目が離せない。